ユニバーサルデザインの10要件

UDの価値を高める要件のチェック項目と考え方
【b.UD製品の感性価値を高める機能】

・持続可能性(sustainability)

●地球環境の保全に配慮している。
 CHECK37:環境に配慮している。
 CHECK38:品質が良く耐久性があり、メンテナンス性能に優れている。
●環境の変化にフレキシブルに対応できる。
 CHECK39:仕組みやシステムのフレキシビリティーが高い。

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CHECK37:環境に配慮している。

環境に配慮するとは、エネルギー(Energy)・エコロジー(Ecology)・エミッション(Emission)の3Eに配慮することだと考えます。エネルギーについては、省エネルギーや自然エネルギーの活用等を配慮することです。エコロジーについては、生態系保全、地域共生、環境汚染防止等への配慮をいいます。エミッションについては、廃棄物削減や再資源化、長寿命化等への配慮をいいます。

CHECK38:品質が良く耐久性があり、メンテナンス性能に優れている。

使用する上で十分満足できる品質を備えていることは、UD製品のみならず全ての製品に必要な条件です。さらに、さまざまな条件の下でも、長く使い続けることができることや保守、点検、整備がしやすくなっている等の配慮が必要です。

CHECK39:仕組みやシステムのフレキシビリティーが高い。

環境が変化した場合に、仕組みやシステムが単純で容易に変更や取替ができることはフレキシビリティーの高さを表します。また、将来へも確実に継続させるためには仕組みやシステムが循環型やスパイラルアップするようになっている必要があります。